子宮がんには、女性ホルモンの乱れや生活習慣、遺伝を原因し、40~50代に多く発症している「子宮体がん」と、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因で、20台に急増している「子宮頸がん」の2つに分けられます。初期には自覚症状がほとんどないため、定期的に検査を受けることが大切ですが、そのふるいわけとして利用されているのが腫瘍マーカーです。
これはがん細胞がつくり出す特異な物質のことで、その一部が血液や尿などの体液中に放出されます。健康な人でもわずかに出ていますが、特定の腫瘍ができると増加するため、がんの進行度や組織型の推測、治療法の効果の判定、がんの再発を発見する目安として用いられています。
子宮体がんではCA125が、子宮頸がんではCEAやSCCと呼ばれる腫瘍マーカーの数値が上昇すると注意が必要です。ただし、子宮内膜症や気管支炎などの疾患や喫煙習慣がある人でも数値は上昇しますので、数値が上昇したからといって、直ちにがんであるとは診断できません。判断は医師にゆだねて、自己判断をしないようにしましょう。